徒然に、花。

日常のあれこれ話

11月に就活をやり直した話②

 

就活のやり直しを真面目に考え始めた私は、マイナビリクナビを使ってまだ募集している企業がどれほどあるかを調べた。

結論から言うと、あった。しかし数が少ないし、条件があまり良くない企業ばかりだ。まぁ地方ですから。ちなみに東京大阪福岡で検索かけるとまだ募集している企業は結構あった。さすが大都市。

かつて大阪で就活をしていた私は、地元の企業の給料の低さに愕然とした。都市部とは全然違う。

 

えっ、これで手取り…いくら?これだけ????????

 

と、ざっくり計算してみてびっくり。

しかしこの地方ではこれが平均の金額なのである。なんてこった(ハローワークの職員や友達から確認済み)。

 

とは言え、背に腹は変えられない。大阪と同じ給料は無理だ。諦めよう。しかしいくら追い詰められてるとは言え手当たり次第に何でもかんでも受けたくはない。そうして血眼になって求人を探し、探し、ここならまぁマシかな…と思える企業を…一社だけ見つけることができた。

 

何の偶然か、その企業は以前母が「お母さんとしてはこの企業で娘が働いてたら良いかなーって思うよ。よく見かけるけど建物綺麗だし大きいし。家からも近いし。」と言っていた企業だった。

確か夏。大学のキャリアセンターでもらって机に置いていた求人票の冊子を読んでのことだった。母がそういうならと思いちゃんと目を通すと書類提出締切は明日で、あー間に合わないから無理だと応募しなかったのである。それからは思い出すこともなく、すっかり忘れていた。

 

その会社が、内定辞退者が出たからと再度募集をかけていたのである。なんてグッドなタイミング。

 

そこからの私の行動は早かった。提出締切を確認し、履歴書を書き、ハローワークで添削をしてもらい、提出。

 

書類選考を通過後、一次、二次と順調に通過した。確か採用予定人数3人に対して6人ほどが受けていたと思う。

 

最終面接を終え、結果を待つ。

手ごたえはあった。きっと合格している。自分なら大丈夫。そう言い聞かせて、待つ。

 

結局、受けたこの会社以外に良い企業は見つけられなかった。時期も時期であるし、ここに落ちたら内定をもらった大阪の企業に行くしかない。しかし私は地元で生きていきたいという強い思いに気づいてしまった。何がなんでも残りたい。

 

まさに背水の陣。

この期間は生きた心地がしなかった。

 

そして電話が鳴る。

結果は……………………合格!!!!

 

良かった、本当に良かった。

ということで私は地元の企業に就職することにした。

内定をもらっていた大阪の企業には断りの電話を入れた。あんなに優しくしてくれた人事の人にすごく冷たい対応をされて怖かった。

 

しかし私にも非はある。

申し訳ありませんでした。

 

こうして私は無事、就職活動を終えることができた。11月に就職活動をやり直して、無事、成功したのである。おめでとう!

 

11月に就活をやり直した話。

これにて、完結。

 

(その会社で地獄をみて転職を決意するのはまた別のお話)